「祈り」志村さんを支援してくださっている方々へ

 私たちは、これまでの皆様の金銭的、物質的、精神的等あらゆるご支援やご協力に、深く感謝の念を抱いております。
重ねがさね厚く御礼申し上げる次第であります。
 その一方、皆様に継続的かつ犠牲的ご支援ご協力をいただく中、大きく学んだことがあります。それは「祈り」の重要性、実効性であります。以下の著作に目がとまりました。

「人間 この未知なるもの(MAN, THE UNKNOWN)」
三笠書房 知的生き方文庫
著者 アレキシス カレル 
1873(明治6)〜1944(昭和19)
フランス生まれ医学者、1912年ノーベル生理学・医学賞受賞 
訳者 渡部 昇一 上智大学名誉教授
https://amzn.to/2niVPoS

抜粋…渡部昇一名誉教授訳の原文通り。特に中段4項にご注目下さい。

祈りがもたらす 精神的効用について (187ページ~190ページ)

1 ある種の精神的活動は組織と器官に機能面だけではなく解剖学的変化をもたらすかもしれない。その一つに祈りがある。
2 祈りとは、神秘的な効用としてこの世に浸透しながらも超越している一つの原理としをじっと観想しつつ、意識を没入させることと理解しなければならない。
3 器官への影響を伴うような祈りは、特別な性質のものである。第一に全く私心がない。神の恩寵を願うとともに自分の望みと悩める同胞の望みとを明らかにする。直してもらう患者が自分で祈るのではない。他の人のために祈るのである。
4 そういう祈りには、完全に自己を放棄することが要求される。禁欲の高度な形態が要求されるのである。謙遜な人、貧乏な人、無知の人のほうが、金持ちや知性の高い人たちよりもこの自己否定に耐えうる。
5 祈りがこのような特性を帯びると不思議な現象が起こり始める。それが奇蹟である。
6 奇蹟による治癒は稀にしか起こらない。しかし、数こそ少ないが、それは我々の知らない肉体的精神過程が存在することを証明している。それは、祈りのようなある神秘的状態が、明確な効果を持つことを示している。
7 (難病の)患者自身が祈る必要はないし、宗教的信仰をさえ持つ必要さえない。その病人の周りの誰かが祈りの状態になるだけで十分である。
8 衛生学者、医者、教育者、社会学者たちは、ほとんど常に精神活動の研究をなおざりにしてきているが、その研究が客観的にも重要であることを、これらの事実は証明しているのだ。これは人間に新しい世界を開くものである。

以上が抜粋ですが、日本人の古くからの習慣としての、「神社へのお百度参り」「晴れ着姿での大混雑の初詣」「猛暑の中、大渋滞覚悟で一家揃って遠路出かけるお盆の帰省」「維新前の狂人じみたお伊勢参り」等々の「精神的原動力」がはっきり理解できると思われます。
 ご支援いただいております、カトリック教会や神道仏教関係の方々等、生活の一部として日々祈りを実践されておられる皆様方には、特に非礼をお詫び申し上げつつ、
 
 志村桂子さんを支援して下さっているみなさまへ、改めて、お願いさせていただければと存じます。
 ぜひ、志村桂子さんの精神的回復のために祈りを捧げていただけますでしょうか。いつ、どこで、どういう風には一切申し上げませんが、お天道さま、神様が全国のシムラケイコさんと混同されないよう様『栃木市惣社町に居る昭和19年申年生まれのシムラケイコさんの為』と特定してお祈り頂きます様お願い申し上げます。』

 皆さま個人個人の習慣、やり方でお願い申し上げる次第です。
 一方、従来のカンパについては、一旦休止させて頂くことといたしました。
 お知り合いでこのホームページをご覧出来ない方がいらっしゃいましたら、その旨お伝え頂きますようお願いいたします。